LINE(LN)のIPOは7月14日ニューヨーク市場から

相場観
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LINE(LN)のIPOは7月14日にニューヨーク市場から取引開始で、続いて15日の東京市場です。今回価格条件が前回の$26.50-31.50から$28.50-$32.50に引き上げられたことが手伝って注目度がアメリカでも上がっています。最近のアメリカのIPOでこのように引き上げられることはほとんどなかったので、様々な海外のメディアがこの異様な事態を報道していますね。

この高い需要は基本的に日本人によるもので東京市場での価格引き上げが、ニューヨークに影響を与えているだけなのは明らかだと思います。ニューヨークで買って、東京で売れば良いということになりそうです。

LINEというと日本に本社があるけど韓国資本の会社で、LINEというメッセンジャーアプリ自体は日本、台湾、タイとインドネシアで普及しているだけで、韓国だとKakao Talkが圧倒的でLINEはかなりマイナーなのも面白いところです。

LINEもニューヨークに上場して表向きには世界シェアを伸ばしたい姿勢をみせておきながら、実際の動きは世界でシェアを伸ばすよりは、おいしい日本市場に注力してマーケティング費用を落とすことで利益率を出していく戦略のようなので、かなり後ろ向きに思えることと、もうすでにピークは過ぎた感があるので長期で投資する銘柄ではないと思っています。

この会社に後ろ向きな点は、ベッキー不倫騒動の際にどうしてトーク履歴が漏れたかです。LINEはほかの端末でも内容を見ることができたりと、便利な点もあるのですがそこが裏目に出てセキュリティが非常に甘い印象があります。上場企業としてそれでよいかは非常に疑問です。小学生がスタンプで遊んでいるブームが過ぎると競争の激しいメッセンジャーアプリ業界での生き残りはかなり難しいと見ています。

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