トランプ・ディスカウントなどメキシコペソに強気な3つの理由

トランプさん当選の時に突っ込んだ際にUSDMXNのショートポジションを取ってからもう一月が経ちますが、方向性が出ないままポジションを寝かせています。しかしファンダメンタルズ的にメキシコペソに関しては強気なので簡単にポジションをクローズするつもりはありません。

トランプ暴落のメキシコペソは戻り狙いで
週刊SPA! 2016年 10/11・18 合併号をご覧いただいた方もいらっしゃるかと思いますが、そこでメキシコペソに関する取材を受けさせて...

理由はトランプ・ディスカウント、原油の先高観、政策金利の上昇余地の3つです。

トランプ・ディスカウント

トランプさんが散々選挙戦の時にメキシコを目の敵にして、メキシコに壁を作るんだとかNAFTAは再交渉とか、今までアメリカとメキシコはパートナーであったのが敵同士であるかのような扱いでした。

そうしたこともあってかトランプさんが当選したことによってUSDMXNは19から21へと動きました。大体この10%分がトランプさん当選によってメキシコペソが割安になった分で、私はこれをトランプ・ディスカウントと呼んでいます。

トランプが有利になるとペソが下がる
トランプさんはどうもメキシコのことを毛嫌いしているようで、メキシコ政府だけでなくてメキシコから移民してきたアメリカ人にも犯罪と麻薬を持ち込む...

選挙戦では注目を集めるために演じていた部分が多いことは明らかで、アメリカの国益を第一優先で考えるのであれば実際は違った形になるはずで、またアメリカだけが得をするようなものというよりも、結局双方にプラスな政策に落ち着くのでないのではないかと思います。

正直トランプ政権がどのような政策を打ち出してくるかまだ分かりませんが、11月ごろ考えられていたものよりメキシコにとって悪くなることは無いはずです。ですのでトランプ政権が今後政策を具体化していくことで、徐々に10%のトランプ・ディスカウントが解消されてくることが期待されます。

原油の先高観

11月30日にOPECが8年ぶりに減産合意しましたが、そのころWTIは45ドルくらいで一時54.42ドルを付けていて今は52ドルくらいですね。52ドル位にあった壁は超えていますので、この先の更なる原油高に期待できます。まずは54.42を越えてくることを期待します。

8年ぶりのOPEC減産合意と為替への影響
昨日石油輸出国機構(OPEC)が8年ぶりとなる減産合意しました。これを受けて45ドル辺りにいたWTI原油先物は49ドルと10%くらい跳ね上が...

メキシコは産油国ですが原油依存度が低いにもかかわらず、過去原油価格の低下とともにペソがかなり売り込まれてきました。これは原油安の良いヘッジとして売られていたと見ています。原油安の懸念がなく逆に先高観があるのであれば加速してペソが買われることも考えれられます。

政策金利の上昇余地

メキシコの政策金利は2008年ころは8.25%でした。2014年には3.00%まで下げていましたが最近は徐々に上がってきて、トランプさんが当選して10%の大暴落をした11月と今月の先週木曜日にも続けて利上げが行われて現在5.75%まで上がってきています。将来的には8.25%までは上がる可能性があると見ています。

メキシコ経済は今のところ比較的堅調を保っています。2017年はトランプさんの影響を入れてGDPは下方修正がされていますがこれは後から上方修正される可能性が高いと見ています。でもインフレ率が実際に上がっていますが、これが落ち着かないのは利上げ材料です。ただ利上げは経済を減速させるので上がりすぎも問題です。

金利が上がることはもちろんペソの買い材料になります。

まとめ

このようにトランプ・ディスカウント、原油の先高観、政策金利の上昇余地の3つの理由により、私はペソに強気です。しかし今のところ値動きが伴っていません。まずはUSDMXNが20を切ってくることが大事で、それにはWTIがもっと上がってくることが必要かなと思います。

でも一番の懸念はアメリカの長期金利上昇の勢いが止まらないことで、ここが落ち着いてくれる必要がありますね。

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