The Coca-Cola Company (KO)

米国株
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アメリカに証券口座を開いて初めに買った銘柄の中の一つがThe Coca-Cola Company(KO)(以下コカ・コーラ)ですが、未だに売っていません。何回か買い増しをしたり、DRIP(Dividend Reinvestment Plan)という配当を現金ではなく株式で受け取るプランで保持していますので、じわじわと保有株数が増えています。安定して投資できる銘柄として保有を続けています。

買いの安心感は、資産家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが筆頭株主であることもあるのですが、ジャンクフードを食べたときに一番飲み合わせが良い飲み物はやっぱりコカ・コーラだなと感じるところです。ジャンクフード文化がなくならない限りコカ・コーラの未来は明るいと思います。食べ物は時代により変化が必要ですが、飲み物はそれほど変化が必要がないですので投資があまり必要ではないと思います。ここら辺は高いROEに現れていると思います。あともう一つは、味のまねができていないことですね。ペプシとコカ・コーラの味の違いが分からない人もいますが、私には分かります。またやっぱりお店にペプシしかなくてペプシを飲んでいるときの妥協感というか、本当だったらコカ・コーラが飲みたいのに仕方なくペプシ飲んでいるよ感が沸いてくるところですね。ブランド力というのもあるのですが、味が大きいと思います。そういった競合力が強いところも安心感の一つですね。

でもいつまでも未来永劫保有できるかといえばそうでもないと思います。健康志向の流れがいつかは業績に影響を与えると思っています。低カロリーを意識した商品展開もされていますが、それは抜本的な対策にはなっていないですし、オリジナルのコカ・コーラが社会に受け入れられなくなった瞬間、優位性がなくなり単なる飲料メーカーになるだけです。

例えば人工甘味料に発がん性があるとかという話が出たとしても、それはオリジナルのコカコーラには関係ないので私は株を売ることはなく、下がった株を買いたいと思います。きっと別の甘味料や、別の商品で穴埋めできるでしょうから。でも例えばたばこのように健康からの悪影響から高い税率をかけやすい傾向があるとして、高カロリーな飲料に関して高額な税金を課すような国が増えてきたらどうでしょうか。値段がちょっと高くなると、搾りたてのフルーツジュースとか、スタバとか飲めたりしますので致命的だと思います。

今のところ、そのようなことにはなっていませんのでコカ・コーラ株は魅力を維持しています。現在の株価は45.50でPER22付近で、正直ちょっと割高で今買増そうとは思いませんが、配当は安定していて今でも3%程度見込めますのでとりあえず保有しておくのもありと思います。

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