8月23日より米国の証券会社のFirstradeが株、ETF、オプション、投資信託の取引手数料が無料になりました。取引回数の制限もなしに無料です。
取引手数料は過去のものに
株式の取引手数料は年々安くなっていて、今では日本でも信用取引の場合や少額の場合に取引手数料が無料の証券会社も多いですね。無料でないにしても100円とか200円とかと一昔前に比べると非常に安価なものです。
Robinhoodの登場
アメリカでは2013年にRobinhoodがネット証券会社の新たなビジネスモデルを世に送り出して、株式やETFの取引手数料無料として、今では400万人のユーザーを獲得してきました。これはネット証券会社最大手のE*Tradeを抜くものです。
Robinhoodが若者層を獲得しているだけのときは、証券会社各社はまだ様子見程度だったのですが、徐々にその存在感が増し、黙ってみていられなくなったのかここ数年取引手数料値下げが盛んになっています。
Firstradeもとうとう取引手数料無料に
Firstradeは株式など金融商品の売買だけでなく、DRIPのサービスや、レポートやニュースなども提供する従来のネット証券会社としての高いサービスの質を維持しています。
DRIP(配当再投資制度)とは
DRIPとはDividend Reinvestment Planの略ですが、配当を現金ではなくて株でもらう制度、配当再投資制度のことです。個人投資家にとっては手数料負担がないことや複利効果によって長期の投資において有利に働き、企業にとっては...
そのFirstradeが取引手数料無料になるということは、正直すごいことかなと思います。個人的に大歓迎です。Robinhoodなんかより魅力だし、ユーザー数もきっと伸びていくことでしょう。
各社追従してくるはず
これからE*tradeやTD Ameritradeなどもきっと追従してくると思います。もう少しすると取引手数料は過去のものになるはずです。
こうなってくるとデートレードが今よりずっと盛んになり、取引量が増えて、流動性が増えることになってくると思います。株式市場も更に値動きの激しい新たな時代に突入でしょうかね。
コメント