Currenexについて

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最近Currenexのプラットフォームを提供しているFX業者が増えてきています。CurrenexはNew Yorkが拠点で1994年に設立され、複数の金融機関と接続可能な取引プラットフォームを提供しています。Currenex自体はSTP方式の拡張です。

NDD(ノーディーリングデスク)方式とは
NDD(No Dealing Desk)方式のFX業者とはディーリングデスクがないFX業者のことで、FX業者が勝手に取引を決めることはありません。オーダーはすべてディーラーが介在することなく自動的にLP(Liquidity Provider...

Currenexのプラットフォームでは金融機関向けにAPIを提供していて、そこにゴールドマンサックスとか、モルガンスタンレーとか、バークレイズとか数多くの大手金融機関が接続しています。トレーダーはCurrenexのプラットフォームを介して直接これらLP(Liquidity providers)とつながることができます。

プラットフォームでは、例えばトレーダーが指値注文を出した場合、複数のLPに対して注文が出されるし、成行注文でも一番条件が良いところが選ばれるし、提示される価格もリアルタイムで得られます。また複数のLPに接続しているからこそ、様々な注文形式が選択可能になっていて、GTC(Good Till Canceled)やIOC(Immediate Or Cancel)やMKT(Market)などが提供されています。ここら辺が玄人受けして人気になっていると思います。またトレーダーが板情報をいつでも見ることもできます。

そもそもCurrenexのプラットフォームはプロ向けに設計されたものですのでCurrenexのプラットフォームを直接一般のトレーダーが利用することは難しいですが、ホワイトレーベルといってFX業者が変わってサービス提供しているものが利用できます。ホワイトレーベルの場合、スプレッドや取引条件が各社異なります。接続されているLPの数を少なくして安くしたり、マークアップといってスプレッドを少し広げたりしています。安いからよいというわけではなく、安いとそれだけ流動性が下がって悪い条件になる可能性もあります。

このようにトレーダーはCurrenexと本来の高い流動性を活かして直接取引することはできないかもしれませんが、STP方式で板情報を見ることができますし、さまざまな注文方式が利用可能です。しかしFX業者によってどれくらいのLPが利用できるかが違ってきますので、スプレッドや取引自体はFX業者によって違ってきます。ですのでCurrenexのプラットフォームを提供しているFX業者によって取引条件等は変わってきます。

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