トルコリラがまた大暴落だが

相場観
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金曜日の昨日、トルコリラは対ドルで最安値の記録をまた更新しました。3.596まで売られて3.52位まで戻っていますね。しかしリラ売りが強い。

リラ売りは利確して途転買い
USDTRYは昨日3.326まで上昇して、今は3.32くらいでしょうか。前には3.09位のレジスタンスラインがあったのですが、7月21日と10月19日の記事に2回書いた通り、そこを抜いてきたら3.3の水準になると予想していましたが、今ちょう...
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USDTRYのターゲットは3.6、次は3.7

USDTRYは今は大体3.6くらいがターゲットにあって、そこまで行ったか行かないかの状態なのでもう一度試しに行ってもおかしくないかな。そこを越えたら次は3.7を少し過ぎたくらいでしょう。前回の3.3くらいのターゲットはあっさり越えて今3.6を試している状態ですね。もう一段先の3.7まで行く可能性は少ないかな。

こういう状態だとみんな悲観的になって損切りしたり売りに回ったりしますよね。でも売りが過熱気味なので3.6を失敗したら3.3に戻るとも見ています。

BIST100も大暴落中

昨日の暴落はトルコの株式指数のBIST100がスパイクしたことが原因だったと思います。昨日は丁度USDTRYが3.596まで下がっていったとき、BIST100は71860まで下げていますね。なんか米国雇用統計前に売買が薄くなったところに仕掛け売られた感じもしないではないですね。結局前日比1.2%プラスの73390まで上げて終わっています。

7月のクーデター未遂があったとき71594まで下がって、8月には78000くらいの位置で落ち着いていたのですが、11月に入って下落を続けています。昨日は71860ですからクーデター未遂時近くまで来ましたね。暴落ももうすぐ終わりが見えてきている感じもします。

売りネタは経済成長減速

2017年のGDP成長率見込みは、BIST100が暴落を始める前は4.5%を見込んでいましたが今は3.2%になっています。3.2%も怪しいのが本音でしょうからこれだけ売られるのも不思議ではないです。

最近経済成長が減速しているのは政治的要因が最も大きいと思います。クーデター未遂があって非常事態宣言があって更に3カ月延長中ですし、経済対策どころではないのは分からなくはないですが、Erdogan大統領も公正発展党(APK)ももっともっと頑張らなくてはいけないですね。

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