アメリカ国内の安価な送金手段ACHについて

アメリカの銀行
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アメリカの証券会社などで良くACHという言葉を目にしますが、ACHとは Automated Clearing House の略になります。銀行や証券会社など金融機関の口座間での送金手段の一つですね。

Wire Transferは電子送金ですがこのWire Transferが即時に個別に銀行間で送金処理が行われるのに対して、ACHでは一旦送金処理が一か所に集められたのちに他の送金などとあわせてまとめて実際の送金処理が行われます。

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時間がかかるが安い送金手段

これから分かるように、処理には多少時間がかかりますが、銀行からしてみると安価に処理することができます。

実際にアメリカの銀行からFirstradeにACHで送金するのには通常2,3日かかります。逆にFirstradeからアメリカの銀行に送金するのにも2,3日かかります。また送金手数料は無料になります。ほかの証券会社でも送金にかかる日数は大体同じで、手数料は大抵の場合無料でごくごくまれにほんのわずかな手数料を取るところもあるようです。

ACHが使えるのはアメリカの金融機関だけ

2,3日待てるのであれば、高い手数料のWire Transferを利用しないでACHを利用するのがお得なわけですが、ACHはアメリカの金融機関だけが利用できる送金手段です。ACHはアメリカに銀行口座を持っていないと利用できないので、利用したいのであればアメリカの銀行にまずは口座を作る必要があります。

日本の住所でアメリカの銀行に口座開設する2つの方法
海外で投資を行う上で、海外に口座がないと色々と困ります。日本にもドル建ての口座はありますが、ACHが使えないし小切手も切れないし残念ながらほとんど意味がありません。アメリカでのハブ口座として、証券口座へはACHで入出金し、FX口座へはデビッ...

ACHは基本的に銀行口座間での送金に利用されるのですが、銀行口座から証券口座やその逆でも利用できます。またアメリカのFX業者でもOANDAなどACHが利用できるところもあります。

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