最近トルコリラが売り込まれています。原因は明日の10月20日に予定されているトルコ中銀の政策金利発表でひょっとして利下げが発表されるのではないかといううわさが流れていることによるものだと思います。現状政策金利は7.5%で市場予想は現状維持の7.5%ですが、翌日物貸出金利はここ7カ月連続で利下げがされていて今現在8.25%ですが、また0.25%程下がって8.0%と予想されています。Erdogan大統領も利下げを後押ししていますね。
10月3日に発表された9月の消費者物価指数は前年比7.28%と前回の8.05%から大きく下がり、物価上昇リスクが減ってきていますので、正直政策金利も利下げされてもおかしくないかと思っています。となるとUSDTRYは3.3くらいが見えてきてもおかしくない状況です。
S&Pがトルコ国債を格下げしリラは下落
トルコリラは前回記事にした通り、月曜日にある程度戻しましたが投資リスクが見直され下げる展開となっています。昨日S&Pはトルコの自国通貨建て長期国債をBBB-からBB+へ一段階格付けを引き下げました。これで投機的水準に下がったことになります。...
でも逆に翌日物貸出金利が据え置かれたりしたら一気に巻き戻されて2.98くらいまで、場合によっては更にリラが高くなる可能性もあります。明日のトルコ中銀の発表次第でリラ相場の方向性が見えてきそうですね。
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