2020年2月20日にドル円が動きました。2015年くらいから続いていた三角持ち合いでボラタリティがなくなっていたドル円がとうとう上にブレークしたのかもしれません。
もちろんだましとなる可能性もあると思いますが、もしもこのまま上に行くのであれば大きなトレンドができるのではないかと思われます。今回はそういったトレンド相場で勝つための5つのコツについて説明したいと思います。
トレンドに逆らわない
こういった相場では乱高下が絶対にあります。だからといって売りでも買いでもとってやろうと考えてはいけません。もちろん上級者は関係ないと思いますが、ふつうの人は買いなら買い、売りなら売りに徹してトレンドに逆らわないことが勝率を高めます。
これ当たり前のことですが、ポジポジ病の傾向がある人は特に肝に銘じてください。調整相場ではじっと我慢強く待ちましょう。
ロスカットを大きくとる
こういった相場ではボラタリティが高いし変化します。なのでロスカットの設定は正直難しいです。
ロスカットの目的は損失を最小限に抑えることです。ロスカットした後も反対に動き続けて損を抑えられたら正しいロスカットができたことになります。
逆にロスカットされた後に相場が反転して、結局ロスカットしなければ利益が出ていたという経験はだれしもあると思います。これはロスカット設定が甘かったからです。甘いからロスカット狩りの餌食になっています。こういったことがあったら深く反省したいところです。
相場にボラタリティがある場合はある程度損失が出るリスクがあるのは当たり前で、問題はどこまで許容するかです。ここで許容できない人が負けていきます。
ロスカットを大きくとるということは、ロットは少なくする必要があるということにもなります。
基本逆張りでポジションする
ポジションは逆張りで取ります。調整相場での戻りでポジションを取ります。これが基本です。どこまで調整するかなんてわかりませんが戻るときは比較的ゆっくりで、またトレンド方向に動き始めると急に動きます。
順張りは時間的猶予がほとんどなくて難しいです。とは言え、やってやれないことはないですし、たまに入れる相場もありますので臨機応変は必要です。あくまで逆張りが基本ということです。
エントリーポイントは、移動平均線との乖離であったり、フィボナッチリトレースメントなどを使います。
ナンピン戦略をとる
巷ではナンピンは危険とのことですが、ナンピンは大事な戦略です。初めからナンピンすることを決めていれば全然危険ではありません。思い付きで買い増すから危険ということでしょう。
逆張りでは調整局面で、あらかじめ水準を決めておき、そこに達したらポジションを取ります。でもそこで止まらずに調整が進み、更に調整が進むということも当然あります。
じゃあそうなる確率はどれくらいありそうなのか、そうなったらどれくらいポジションを増やそうかと戦略を練っておくことで相場で素早く対応ができます。
ナンピンは相場を見ながら入れるのではなくて、ここまで来たらどれだけ追加で買うかをあらかじめ決めておくことが重要です。ここまで考えていると最初に買う枚数が変わってきます。
どうせボラがあるので枚数なんて少なくてもよいのです。資金管理をしっかり行いましょう。
きちんと利食いを入れる
トレンドが出ているのであればポジションを取ったままでも良いのですが、利食いは適時入れておくことがリスクを減らします。スワップがもらえる状態であればポジション取ったままも確かにおいしいですが、マイナススワップであればポジションを取る期間は減らしたいです。
でも決済のタイミングは難しいのです。私の場合は前回の値動きを参考にして今回もこれくらいといった感じで決めていたりします。目安として使えるのがフィボナッチエクスパンションですね。
ただ行き過ぎることもよくあるので全部一気に手仕舞うというよりも分割して手仕舞いたいです。まあ利確ですから大きな気持ちで、頭はくれてやる気持ちできっちり利食いしましょう。
まとめ
今回はトレンド相場で勝つための5つのコツということでまとめてみました。取引スタイルというのは一つでオールマイティーということは少なくて、相場ごとに適応的に変えていく必要があると思います。
相場が大きく変わったときは、ご自身の取引スタイルを見直すタイミングとしてとらえると良いかと思います。
トレンド相場では、トレンドに逆らわず、広いロスカット幅で逆張りをして、適時ナンピンもしながら、きっちり利食いを繰り返して利益を積み重ねていきましょう。
コメント