英国EU離脱で米国利上げなし

相場観
スポンサーリンク

英国はEU離脱を決断しました。二年間の猶予期間がありますので、急に何か変わるわけでもありません。この猶予は延長できるにせよ、英国はいずれEUを離脱する国とレッテルを張られることには違いはないですので、英国への投資は見直され資金引き上げと、英国に住んでいるEU市民の流出が起きると思います。

これは英国企業においても同じです。各国との関税等の取り決め等も10年以上の歳月が必要になりますので、その期間は競争力は地に落ちます。魅力的なEU市場での取引を継続するために英国離れが加速します。負の連鎖的なものが起きますね。

一方これによりアメリカの利上げはほぼ無くなりました。逆に緩和方向に向かうことも考えなくてはいけません。アメリカが金融緩和するということはドルが弱くなるということで、円が強くなると考えます。

マイナス金利までやってしまった日本には残されたカードはもうありません。このまま円高になるのを指をくわえてみるしかないと思います。せいぜい為替介入するくらいでしょうが傷口を広げるだけですね。

今現在、離脱の場合の予想通り102円近辺ですが、いずれ円高というかドル安方向に動き出すと思います。ドル円は少し戻したら売りで、また金を買うのもありだと思います。

Brexit後のGBPUSDとUSDJPYの見通し
英国のEU離脱を問う国民投票(Brexit)がとうとう明日に迫ってきました。巷ではEUに留まる方が優勢との情報が広まりその影響でポンドはかなり戻しています。ロンドンの友人と今朝話したのですが、世論ではEU離脱の方が強い印象とのことですので、...

コメント