5月4日にトルコのAhmet Davutoglu首相の辞任報道の直後から一気にトルコリラが対ドルで3.9%下落しました。USDTRYの2.958は二月以来ですね。Erdogan大統領が権力闘争に勝利したということで、より緩和方向に政策が傾く可能性があり、通貨は売られることになります。
トルコリラだけでなく、南アフリカランド、ブラジルレアル、ロシアルーブル、メキシコペソなど新興国通貨も5月2日から大きく下落していて、トルコリラは今回の報道による下落と重なって大きく下げています。
またドル円は105円台に突入するなど大きく下落しており、トルコリラを対円でポジションされている方は大きな損失となっていることでしょう。
新興国通貨は今はドルストレートで持つべき
「新興国通貨急落中、更に円高に注意」に書いた通り円高でクロス円では新興国通貨はかなり下がってきていますね。今日は円安に振れていますが、円高トレンドの中の調整と考えたほうが良いです。クロス円でポジションを持っている方はドルストレートに切り替え...
ドル円に関していえば、とりあえず2月11日に書いた目安の105円に達したことで落ち着く可能性があります。105円以下は現時点では下げすぎになり戻ってくることを想定します。
ドル安継続と日本経済の先行き
金が1200ドルを超えてきました。ドル安相場は確実になったかと思います。ドル円も112円台まできましたね。ただここら辺で小休止して、小さな反発をはさみながら一旦落ち着くかなと思います。ただ今年に入って強く思うのですが、相場がかなり速いですね...
トルコリラの動きをみるうえで、USDTRYというよりEURTRYを見てほしいです。下のチャートは週足チャートでレジスタンスラインを抜いていることが分かると思います。残念ながらチャートはリラ安方向です。
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