信託保全だけでは全額保証されないので資金保険があるFX業者を選ぶべき

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FX業者といえども破産のリスクはあります。ではFX業者が倒産して破産手続きをした場合、我々が預けている残高はどうなるのでしょうか。信託保全だから大丈夫というのは正しくなく、できれば投資家補償基金(ICF)か資金保険があるFX業者を選ぶようにしてください。

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信託保全とは

我々の資金を守るために信託保全という仕組みがあります。我々が入金した額や決算した額は、数日後の所定の時間に信託銀行に預けられ、FX業者とは分離して管理されます。

実際に破綻すると全額戻ることはない

FX業者が破綻するときには、ポジションを持っている場合は強制的にクローズさせられます。しかも大抵は土日で非常に悪いレートで、しかも手数料が乗っての決算となるでしょう。クローズしたものは信託保全はされていません。

FX業者は破綻しているの信託銀行と直接やり取りしたいところですが、間には必ずFX業者の代理人の弁護士と投資家の代理人の弁護士が入ります。彼らも報酬が必要ですから、こういった費用を差し引いた残りが戻ってくると思います。手続きにも数カ月は必要になり、それまで資金は凍結状態になることになります。

正直少額の残高だとほとんど戻ってこないどころか、手数料を払うこともあり得ます。高額の残高であれば、時間はかかりますが、わずかな手数料だけでほぼ全額戻ってくると思ってよいと思います。

投資家補償基金(Investor Compensation Fund)とは

CySECなどMiFID配下の場合は最大20,000ユーロ、CIMAとかだと最大35,000ドルの保証を受けられます。規制により資金は信託保全されていますが、保証金額までは全額戻ってきます。ただし半年程度はかかるようですが、しっかり一般の投資家を守ってくれていますね。

保証額を超えたとしても、信託保全はされていますので日本の信託保全と同じように手数料などが引かれて戻ってくることになります。

分別保全とは

分別保全の場合は、我々の資金はFX業者の口座とは別の口座で管理されています。この場合、入金するとほぼ直接別口座の方に入金されます。ポジションを決済した額は多少の遅れはあっても別口座に入金されます。

銀行口座も別で会計機関も別に管理されますので、基本的に破産しても影響は及ばないはずですが、信託保全と異なり名義はFX業者にありますので、破産処理により一部清算されてしまう可能性があります。

分別保全であっても清算の際には弁護士費用であったりの諸費用が差し引かれて時間がかかることに違いはありません。

資金保険で全額戻ってくる

このようにICFが無いと信託保全でも分別保全でもFX業者が破綻してしまったら全額もどってくることはあきらめるしかありません。でも、保険会社も入って資金保険を提供している場合、全額が戻ってくるだけでなく返金も迅速です。

海外FX業者を選ばれる場合はぜひ資金保険が使える業者を選ぶのが安全でしょう。その点で安心なのはXMFBSです。XMは最大100万ドル、FBSは信託保全されているうえに取引量に応じて10%から100%の資金保険が無料で付きます。

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XMは日本人向けの方が保証の面で有利

日本人向けのXMTrading.comの口座はFSAにライセンスされていて、FCAやCySECやASICにライセンスされている本体のXM.comとは異なっています。経営は一緒なのですが、規制配下が異なるのでICFが使えないことが問題でした。しかしXMTrading.comは独自にAIGと契約を結んでいます。正直言って20,000ユーロと1,000,000ドルの違いもあるし、こっちの方が有利です。

ただ1億円以上の残高を預けている場合はICFで信託保全されている方が良いと思います。

まとめ

信託保全だから全額残高が戻ってくると思わせるような記事がみられますが、一部戻って来る安心感はあるにせよ、FX業者が破綻すると投資家もそれなりの痛手を受けることになります。

そうならないためにFX業者選びは重要で、残高が200万円程度であればICFでもよいですが、特に資金保険が提供されていれば完璧です。やはり人気のXMFBSで取引をされるのが安全です。

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