第24太陽周期が2019年の冬から終わりかけて太陽活動が弱まるので株価暴落に備えておこうといった記事を書かせていただきましたが、その後新型コロナの影響もあって実際に株価が大暴落しています。記事の通り太陽活動が弱まると災いが起きることが多く、今回もその一例となりました。
景気は株価に直接作用していない
株価はこの記事を書いている時点でほぼ回復を見せていますが、実体経済は回復からほど遠い状態であることは、雇用統計や景況感指数からだけでなく、肌で感じ取ることができます。
景気が良いと株価が上昇するのは、景気が良いと、株を買う人が増えて、株がより多く買われて、株価が上昇するわけであって、景気は株価に直接作用するものではありません。
この関係を理解していないと、実体経済が悪いのに株価が上昇していることに違和感を感じることになってしまいます。
株が多く買われれば株価は上昇するわけで、景気が悪くても買ってくれる人がいれば株価は上昇します。
影響を受けた人の属性と政策で株価は上昇した
今回は日銀が株を買ったり、融資を受けやすくなった企業がお金を借りて自社株を買ったりして、株を買う人が多くなる傾向があります。給付金で株を買うというのもあるかもしれませんが、センチメントが悪ければ必ずしもそうではありません。
一方株を売る側に関しては、今回のように自粛が続き景気が悪化して困っている人たちは株を多くは持っていないので投げ売りはあまり出てきません。ここが機関投資家が影響を受ける金融危機とは大きく違うところでしょう。
9月まで太陽活動は弱いのでまだ警戒したい
太陽活動は2019年の7月頃から弱くなっていて、2020年の9月まではその状態が続くだろうとみられています。ということは9月頃までネガティブなことが起きる可能性が高くなっていると考えておいた方が良いかと思います。
新型コロナがあったので、もうこれで終わりと思っていると足元をすくわれてしまうかもしれません。
次があると株価は大きく下落する
ネガティブなことはウイルスだけに限らず、戦争、飢饉や天災など様々なケースが考えられます。
その時今回のように株を買う人にお金が回って、株を持っている人に影響がないようなケースにはならない可能性はかなり高いのではないかと思います。
実体経済はすでに悪いですから、そこにネガティブなイベントが重なるとインパクトが増幅してしまうことを考えると、今はかなりリスクが高い状態であるといえます。
まとめ
2020年9月までは太陽活動が低くネガティブな出来事が起きやすい状態が続きます。新型コロナの感染再拡大以外にも警戒しておかなくてはいけません。その時は株価が大きく下がりやすいのでリスクがいつも以上に高い状態にあります。
逆に太陽活動のピークは2023年から2026年になり、この期間はポジティブなことが起きやすく株価上昇が見込めるのではないかと思います。
このことから9月までは注意深く様子見をして、頃合いをみて次のピークに向けて仕込み始めるのが良いのではないかと考えています。
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