FOMCで予定通り利上げが発表されましたが、今回の利上げは市場が完全に織り込んでいたということもあって、インパクトは警戒していたより大きくなかったです。イエレンさんの会見は、今まで経済回復は順調に進展していて雇用状況も2007年時点に戻っていることが強調されていたと思います。またこれは事実に基づいたことです。また今後のトランプさんによる政策転換による影響については言及を避けていましたね。
会見の内容を受けて徐々に長期金利が上昇
会見の内容を受けて景気回復が確かめられたことによって、昨日米国10年債券利回りは2.63くらいまで上がる場面がありました。おかげでEURUSDは1.039を付けて、2003年以来の安値になりました。1.04を切ったことはかなり大きな意味があります。これで近い将来EURUSDは1.0のパリティに向かうことになるのかなと思います。
ドル円も108円に突入していますが、これはちょっとやりすぎだと思います。しかし前にも書いたように複合的な理由があって円は弱くなりやすい状況にあるので、仕方のないことです。それにしても行き過ぎと思いますが、チャートを見ていると123.4円くらいまで行ってしまっても不思議ではないです。
ドル高だがなぜ円だけが売り込まれているように見えるのか
ここ最近ドル円の動きが速かったので調整があるものと思って待ち構えてていたら、全然動かなくておかしい何かあると思っていたのですが、昨晩急にまた更に円安に動きましたね。まだまだ円売りドル買いエネルギーが溜まっていたので調整が入らなかったというこ...
昨日のCPIは今一つ
昨日の夜はCPIの発表がありましたが、11月度は市場予想0.2%増加に対して同じ0.2%増加という結果になりました。10月度が0.4%増加ということもあって、予想を上回ることも想定していたのですが大したことなかったですね。
FOMCで来年の利上げ見通しを3回に修正しましたが、CPIが上振れてこない限りはインフレ目標2%には余裕があり、そこまで行う必要はないです。今のCPIの動きを見ていると来年3回はないと勝手に見ています。
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