年明けからのトルコリラの暴落について

相場観
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昨年はトルコリラ暴落の年でしたが、今年もあまり芳しくありませんね。地政学的リスクや政治的な面や経済的な面で様々な問題を抱えていますのでそう簡単に解決しそうにありません。やはり7月のクーデター未遂が大きく状況をより複雑に不安定にさせていると思います。

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立て続けに起きた事件が悪影響

そのような状況で更に昨年末はアンカラでロシア大使アンドレイ・カルロフさんが射殺されたり、正月もイスタンブールのナイトクラブで銃乱射があったりで、トルコの地政学的リスクや更なる治安の悪化を強く印象付けられます。この事件がトリガでしょう。

安心して旅行もできないようなところで、安心してビジネスができる訳もなく経済的影響はボディーブローのように効いてきます。こういった状況なので投資は控えらますので、大きなリラ安要因です。

GDP成長懸念

12月12日に第3四半期のGDPが発表されましたが予想の0.3%増に対して1.8%減のマイナス成長となっていますが、今まで高成長を続けていただけにクーデター未遂の影響があるにせよ少しショッキングでした。もちろんこの四半期だけの問題だと信じていますが、3月31日の第4四半期もマイナスだとかなり深刻な印象を与えるので注意が必要です。

リラはまた売られすぎだが

チャート的には流石に売られすぎでUSDTRYは3.7くらいまで戻してもおかしくない状況ですが、このような状況になっているのでまた何か悪いニュースが出てきそうで調整を狙うのは難しい状況だと思っています。これからはどちらかというともう一段突っ込んで売られたらついていってすぐに閉じるトレードで臨みたいです。

また1月24日には政策金利発表がありますが、現状は8%のままということですが利上げされる可能性もあって、2013年12月に4.5%から10%に一気に利上げしたことがあるので、今のようなリラ相場だとまた10%があるかもしれないという期待をもっています。

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