S&Pは南アフリカの格付けを維持しランド堅調

相場観
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6月3日にS&Pは南アフリカの格付けをBBB-に維持し、アウトルックもネガティブなままとしています。前に記事にしていますように南アフリカ経済はどちらかというと順調で、今回格下げがあるとは思っていませんでしたし、先週の市場の動きもほぼ同じような見通しで順調に南アフリカランドは上昇しました。

崖っぷち南アフリカは格付け維持だが
格付け会社のムーディーズは南アフリカの長期と短期国債の格付け両方ともBaa2に据え置きました。またアウトルックをネガティブに変更しました。南アフリカは2014年11月からずっとBaa2です。そろそろBaa3に変更されても仕方のないところだっ...

こうなってくると南アフリカの一番の懸念は政治ですね。政治でへましなければ見通しは明るいでしょう。

しかしZARJPYでポジションを取られている方は上昇がちょっといまいちでしたね。円高が進んだことが大きいですね。

新興国通貨は今はドルストレートで持つべき
「新興国通貨急落中、更に円高に注意」に書いた通り円高でクロス円では新興国通貨はかなり下がってきていますね。今日は円安に振れていますが、円高トレンドの中の調整と考えたほうが良いです。クロス円でポジションを持っている方はドルストレートに切り替えるか、ドル円を売っておきたい局面ですね。 トルコリラはドルストレートでみると去年...

6月3日に米国雇用統計も発表されましたが、結果は非農業部門雇用者数が16万人の増加予想に対して3.8万人の増加とかなり弱いものでした。雇用は少し遅れてきますので、年明けからの混乱の影響が出ているものとは思います。賃金は底堅く雇用状況は堅調に推移していると思われます。

6月の利上げの可能性が低くなったとの報道が多いですが、万が一利上げが近々にあればまた新興国経済は混乱をきたし世界経済に大きなインパクトを与えますので、そのときはその時用のポジションをとりたいです。

FOMCは極限まで利上げを待つほうが良い
FOMC議事録によれば、物価上昇率が目標の2%に向けて前進するのであれば、6月の会合で利上げとなる可能性が高いそうです。6月の利上げの確立が10%程度から30%程度へ上昇する内容でした。それに合わせて為替もドル高に振れています。ドル円は11...

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