1月26日にコインチェックから580億円分のNEMが不正流出したことが明らかになりましたが、まずその額に驚いたのと、その後流出したNEMの保有者が約26万人も居るということ、さらに大塚さんが現預金から返金するとのことのようで、かなり意外な展開かなと思います。
Mt.Goxから無くなった85万BTCを彷彿
2014年に東京にあった取引所Mt.Goxから115億円相当のBTCが消失し、Mt.Goxは破綻してしまったことはまだ記憶に新しいのですが、その額をはるかに上回っています。
このとき消失したBTCの行方は分かっていませんし、警察は能力を超えていて捜査はできないし、被害者は泣き寝入りするしかなかったわけです。
無くなったのは85万BTCで、当時は115億円相当だったかもしれませんが、今1BTCは11300ドルくらいなので、1兆円という額になってしまっていますね。すごい。
資金は自分で守るもの
やはり今回もMt.Goxと同じ末路をたどると思ったら、現預金から返金するとのことです。被害にあわれた26万人のもの方々は、すこし明るい光がみえてよかったと思います。
今の仮想通貨業界では500億円くらいは確かにあってもおかしくないでしょうね。何時どのように返金されるかは分かりませんが、丸く収まると良いです。
でも通常このような不祥事が起きると、行政処分で業務停止になって事実上破産して、資金は分別管理されているわけではないので、そこにお金を預けている顧客全員が被害をこうむることになります。
こういった状況になったのでセオリー通り一刻も早く資金を引き上げることをお勧めします。
580億円はどこに行った
不正に流出した580億円分のNEMですが、換金すれば足がつくと大塚さんが発言されているようですが、それは違うと思います。
不正に使われたアドレスに送ったNEMは見つかる数時間の間にもうすでに何回も取引され、更には換金もされていると思います。後手に回ってるし、もう足はつかないですね。現金化の計画もなしに犯行が行われたとは考えづらいです。
こういった活動を国をあげてやっているところがありますからね。今回の事件は日本の一般市民26万人を狙ったテロみたいなものでしょう。
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