南アフリカランドが絶好調

相場観
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南アフリカランドが絶好調です。面白いと思うのは、政治面ではZuma大統領の財務大臣人事だったり公金流用とかだったりでめちゃくちゃ混乱しているし、国債格付け的にも投資不適格級の一歩手間だし、IMFは中国経済の低迷からアフリカ全体の成長率を下方修正していますし、実際南アフリカから出てくる経済指標は好ましいものではないのですが、今年に入って大きく流れが変わって南アフリカランドが買われていることです。

usdzar daily

USDZAR日足

この逆行現象の大きな理由は売られすぎたことだと思います。2011年ごろから約5年間南アフリカランドは安定的に売られていました。怪しい南アフリカに投資するよりも、米国株など米国市場のほうが魅力的でしたから当たり前の流れだったと思います。またそこに金価格の下落が重なって、南アフリカランドは大きく売られていったと思います。売りが売りを呼んで、結果的には売られすぎたということでしょう。

usdzar weekly

USDZAR週足

この絶好調がどこまで続くかですが、今ちょうど週足でボリンジャーバンドで+2σにあるので、一旦反発があるかもと思います。様子見で少しポジションを落とすのもありかと思います。でも今はかなり悪い条件満載なのでこれからは良くなるしかないんじゃないかなとも思ったりします。インフレ率次第では利上げもありますし、そうなるとさらに加速して南アフリカランドが買われる可能性もありますね。しばらく面白い相場が続きそうです。

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