キリ番で生じるプライスアクションを意識する

取引手法
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キリ番とは

キリ番自体は一般的な言葉になっていると思いますが、10000のように0が多くてキリのよい数字という意味です。FXでいうキリ番は110.00とか111.00とか下二桁がゼロになっているものをさします。英語だったらdouble Oといったりします。

00だけでなくて、パワーは劣りますが110.50とか111.50もそれなりに意識されますので、一応50もキリ番と思っていただいてよいかと思います。

OANDA Open Bookを見てみる

キリ番なんてだれも意識しないよと思う方もいらっしゃるかと思いますが、実際にOANDA Open Bookで見てみると明らかにキリ番で注文が厚くなっているのが分かるかと思います。

意外にみんな適当というかいい加減なんでしょう。注文はやっぱりキリがよいところに入れてしまうのが人間ですね。それが現実です。特にUSDJPYはその傾向が強い気がします。

キリ番も意識されているものとされていないものもあったりするのですが、OANDA Open Bookはかなり参考になります。

キリ番付近では値動きが重たくなる

キリ番に注文が集まっているということは、その付近では値動きが重くなるということです。買いあがっている最中にキリ番に当たると、値が動きづらくなったり、たとえキリ番を超えたとしても力尽きて落ちてきたりと、キリ番にはパワーがあります。

キリ番の前で利確

こういったプライスアクションを想定した取引は可能です。利益が出ているポジションを持っている場合は、キリ番での値動きに注意して力尽きそうな場合は一旦利確をして様子をみたりします。Open Bookで強そうと思えばすぐに利確してしまうというのもあります。

利確後キリ番を超えて来るようであれば、キリ番がサポートに変わって反発するタイミングまで押し目待ちして再エントリーとかもありますね。

またキリ番で力尽きて落ちていくような場合は途転売りでエントリーして、少しだけ戻りを狙うこととかもあります。

まとめ

FX取引においてテクニカルとか高値安値とかの前に、キリ番付近のプライスアクションを意識する必要があります。キリ番での注文の厚みの確認と、そこでのプライスアクションを意識するしないで勝率に大きな差が生まれますので、チャートの縦軸の目盛りは常にしっかり確認したいところです。

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