米国10年債利回りが3%を超えて債券購入モード突入間近

相場観
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米国10年債利回りがとうとう3%を超えてきました。心理的節目を超えてきたこともあり、資金がかなり株式市場から米国債券市場に流れ込んでいます。まあこういったことは予想できていて、このブログでも先月米国の債券について紹介しておきました。

もしアメリカの債券に興味がある方は以下の記事もご覧ください。

米国の債券やCD (Fixed Income) について
Fixed Income と言われているものは、安定的に定期的に一定の支払いを受け取ることのできる有価証券になります。また元本は満期(maturity)になると戻ってきます。債権(bonds)や譲渡性預金(CD: Certificates ...
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アメリカの国債金利が3%ってどういうことか

運用利回り3%が一般的な基準

そもそも資産運用において3%で運用するといことが一応の目安になっていることがあります。1億円持っていて3%で運用すると税金を無視するならば300万円の利息が毎年入って、ぜいたくしなければ問題なく暮らしていけるようになってしまう金利ということです。

ここを狙って運用を計画する人が多いわけですね。実際昔から3%の金利が金銭の貸し借りには妥当といわれていたりもします。

アメリカ国債はリスクゼロ

アメリカは数少ない自立している国です。日本は違います。ここで自立しているとは、自国を自国だけで守れるだけの軍事力をもっていること。自国で自国民を賄える分だけの食料を生産できることです。

こういったことからもアメリカ政府が発行する債券は100%返済されるでしょうし、アメリカ政府が発行するドルの価値が著しく下がる心配はゼロといえるでしょう。

アメリカ国債だけで運用目標達成

そのドルをベースにして3%の金利がもらえるのですから、もうこれだけで運用目標達成です。適当にアメリカ国債を買うだけですから、証券アナリストは廃業状態になります。

こういった意味で3%超えというのは、インパクトのあるイベントなわけです。

でも単なる心理的節目

株や新興国通貨は売られますがここでパニックになる必要はありません。単なる心理的節目なのでリバランスで投資配分の見直しは行われますが、すぐに落ち着くというか調整が入るはずです。ただ今のトレンドは債券売り金利上昇方向にあります。これは変わりません。

日米金利差からじわじわとドル高になることも考えられますが、最近のトランプさんの動きもあったり、そのほかにネガティブなこともありますから、必ずしもそうなるとも限りません。FXが面白い時期になったと思います。

金利が上がり切ったら米国債をまとめて買いたい

正直ドル円相場は111円くらいまでの円安は見ていますが、どんどん円安になることは難しいかなとみています。でも110円を切っている今ドルを買っておいてタイミングを見たいです。

まだまだ債権は売られるとおもうので、3.2%くらいまで米国10年債利回りが上がったタイミングぐらいから徐々に買っていきたいと考えています。インフレ動向をみてもしもインフレが進むようだと買うのは先延ばしですが、あまりインフレにならないとみています。

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